知られざる幕末の改革者 河井継之助
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「改革者・継之助」に焦点を当て、その見事な藩政改革の中身を描く!!
河井継之助研究の第一人者、河井継之助記念館前館長、稲川明雄(2019 年逝去)が描く、先進的な視野と抜群のリーダーシップで藩政改革を断行し、それを見事に成し遂げた不世出の改革者、越後長岡藩士・河井継之助の波乱の生涯!!
中級武士の長男として生まれながらも、家老にまで出世した河井継之助は、累積赤字に苦しみ、破綻しかかっていた長岡藩の財政を、たった三年で立て直すという偉業を成し遂げる。しかし、戊辰戦争では、戦争を避けるため、新政府軍と旧幕府軍を和解させようと訴え続けるも、新政府軍に聞き入れられず、長岡藩はやむなく旧幕府軍として「奥羽越列藩同盟」を組んで北越戦争に参戦。継之助を中心にして長岡藩は圧倒的な数の新政府軍相手に奮戦するも敗北。継之助は再起を期して会津へ向かう途中、戦闘による負傷がもとで、ついに落命する。
《目次》
プロローグ 何故、河井継之助は改革者になったのか
第一章 人となり
第二章 江戸へ遊学
第三章 再度の江戸遊学と西国遊歴の旅へ
第四章 郡奉行
第五章 町奉行
第六章 戊辰戦争
《著者略歴》
稲川明雄(いながわ あきお)
河井継之助記念館前館長。1944 年生まれ。長岡市立互尊文庫司書、長岡市史編さん室長、長岡市立中央図書館館長を歴任したあと、河井継之助記念館館長に就任。在任中の2019 年12 月12 日に逝去。主な著書に『シリーズ藩物語 長岡藩』(現代書館)、『長岡城燃ゆ』『長岡城奪還』『長岡城 落日の涙』(以上、恒文社)、『河井継之助のことば』『山本五十六のことば』『越後戊辰戦争と加茂軍議』(以上、新潟日報事業社)、『決定版 河井継之助』(東洋経済新報社)など。本書『知られざる幕末の改革者 河井継之助』が遺作となる。
装画:はぎのたえこ
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