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バイロイト祝祭の黄金時代 ライヴ録音でたどるワーグナー上演史《叢書・20 世紀の芸術と文学》
¥4,620
ドイツの巨匠ワーグナーが遺したオペラのみを上演するバイロイト祝祭。当代一の歌手と指揮者と、気鋭の演出家による公演は常に話題となり、世界で最もチケットが取りにくいとされる。バイロイト祝祭の戦後最初の1951年から1970年代半ばまでの「新バイロイト」の「黄金時代」を現存するすべての録音記録をもとに徹底検証。世界にも例のない、ワーグナー上演史。 【登場する主な指揮者・歌手】 フルトヴェングラー、クナッパーツブッシュ、カラヤン、カイルベルト、クレメンス・クラウス、ヨッフム、クリュイタンス、サヴァリッシュ、マタチッチ、ラインスドルフ、ケンペ、マゼール、クリップス、ベーム、スウィートナー、ブーレーズ、カルロス・クライバー、ヴァルナイ、メードル、ニルソン、ヴィントガッセン、ホッター、ナイトリンガー、グラインドルほか 《目次》 前史 ―1904~27年 序章 全曲録音が始まる ―1928~1944年 第1章 再出発 ―1951年 第2章 常連歌手たちの集結 ―1952年 第3章 クレメンス・クラウス、ひと夏だけの輝き ―1953年 第4章 幻のマルケヴィッチの《タンホイザー》―1954年 第5章 クナッパーツブッシュvs カイルベルト ―1955年 第6章 新バイロイトの第2ラウンド ―1956年 第7章 新鋭サヴァリッシュの抜擢 ―1957年 第8章 「青の時代」ヴィーラント演出の《ローエングリン》―1958年 第9章 ヴィーラントの理想の「相棒」―1959年 第10章 ルドルフ・ケンぺの試練 ―1960年 第11章 ベジャールとのコラボレーション ―1961年 第12章 カール・ベーム68歳のバイロイト・デビュー ―1962年 第13章 転換期を迎えた新バイロイト ―1963/64年 第14章 ヴィーラント・ワーグナーの死 ―1965~67年 第15章 ヴォルフガング・ワーグナー単独体制の始動 ―1968~70年 第16章 嵐の前の静けさ ―1971~75年 《バイロイト祝祭》 バイロイト祝祭(バイロイト音楽祭)は、1876年にリヒャルト・ワーグナーが自作のオペラを上演するために設立した音楽祭。毎年夏に、ワーグナー作品のみが上演されている。ここに出演することは、歌手、指揮者にとって最大の名誉であり、あまたの名演が残された。戦後は毎年ラジオで生放送されているため、録音・録画の多さでも群を抜いている。 《著者略歴》 吉田 真(ヨシダ マコト) 1961年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得。専攻はドイツ文学(ワーグナー研究)。現在、明治学院大学准教授、慶應義塾大学講師、日本大学芸術学部講師。 著書:『作曲家・人と作品 ワーグナー』(音楽之友社)。共著書:『スタンダード・オペラ鑑賞ブック ドイツ・オペラ 下』、『オペラ・キャラクター解読事典』、『栄光のオペラ歌手を聴く!』(以上、音楽之友社)、『ワーグナー事典』(東京書籍)、ほか。共訳書:ハンス=ヨアヒム・バウアー『ワーグナー王朝』(音楽之友社)、ほか。監訳書:ブリギッテ・ハーマン『ヒトラーとバイロイト音楽祭 上・下』(アルファベータ)。
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トスカニーニ 良心の音楽家(上) 歌劇界での人生
¥5,940
二十世紀の最も活動的で影響力の大きい音楽家であり並外れた人間であったトスカニーニの、非凡な生涯とキャリアを描いた全く新しい伝記! 上下巻で1000 頁を超える大作!! 他の人々が作曲した作品を理解し公演するのが仕事である解釈音楽家として自らの良心に従っただけでなく、他の音楽家との関係、また人間の自由と公正を強く信奉する人間としても自らの良心に従った、良心の音楽家、巨匠トスカニーニの生涯を描く !! トスカニー二に関わる著者畢生の伝記。ヴェルディを始め、オぺラ演奏史として価値ある著作――鈴木幸一IIJ 会長、東京・春・音楽祭実行委員長推薦‼ エコノミスト誌及びカーカス・レビューズの年間最優秀書籍‼ 《目次》 【上巻】 第1章 不確定なそして確定したサウンド 第2章 あご髭の無いマエストロ 第3章 トリノ 第4章 スカラ座改革 第5章 ニューヨーク メトロポリタン 第6章 幕間 第7章 スカラ座再創造 【下巻】 第8章 ニューヨーク・フィルハーモニックと新しい地平 第9章 水晶のように明快かつ痛烈で 第10 章 国外追放と帰還 第11 章 フィナーレ コーダ ※「(下) 決して不在でなかったマエストロ」は6月刊行予定 《著者略歴》 ハーヴィー・サックス(Harvey Sachs) 『Toscanini』、『Music in Fascist Italy』をはじめ11 冊の著書、共著がある。ニューヨーク市在住。フィラデルフィア市のカーティス音楽院の講師。 《訳者略歴》 神澤 俊介(かんざわ しゅんすけ) 1978 年東京大学法学部卒、1983 年シカゴ大学MBA。東京、NY での金融機関勤務を経て、2007 年(株)ライトフラッツ代表取締役、2012 年より東京大学校友会事務局長を兼職。
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溢奏(いっそう) ラフマニノフに聴く演奏の極意
¥2,970
ラフマニノフ国際ピアノコンクールの覇者が、正教をとおして見出したロシア・クラシック音楽の真髄。 好評を博した『ラフマニノフを弾け』の姉妹版、ついに刊行! その後、7年間にわたる思索の軌跡。多くの人を魅了してやまないラフマニノフの音楽は、正教を抜きにしては語れない。本書では、ラフマニノフをはじめとするロシアの偉大な音楽家、音楽学者たちの声に耳を傾け、その根底に流れる信仰の心を深く感じとり、音楽とは何か、音楽家の使命とは何かを追求していく。自筆論文3本、和訳論文4本を収録。巻末には、正教の聖人やロシアの詩人の深遠な言葉も掲載。 弾くことの意味を求めるあなたへ贈る、精神的な道しるべとなる一冊。 【編著者より】 ピアノを弾く。その向こうに、何があるのか。何を観て、何のために弾くのか。 この問いは「何のために生きるのか」という問いに直結する。目的が人生のすべてを変える以上、どういう目的を持つかが肝心だ。 キリスト教は、天国という目的を持てと教える。それは力づくで奪うもの(マタイ11:12)、つまり努力して得るものであり、しかも、わたしたちの内にある(ルカ17:21)、という。 ピアノは心で弾くものであって、頭や指で弾くものではない。心から音楽が溢れてくるにはどうしたらいいのか、その点を追求した成果が一冊の本になった。自分で書いた論文だけでなく、このテーマに関するロシア語の文献も和訳した。ラフマニノフ著「優れたピアノ演奏に典型的な10の特長」も入っている。「音楽――それは愛!」とラフマニノフは言う。そういう演奏を目指す方は、ぜひ一度手に取って読んでみていただきたい。 《目次》 第1章 音楽の創造力の探求(土田定克) 第2章 ラフマニノフの芥子種(土田定克) 第3章 ロシア音楽のロゴスへの道(ガリマ・ルキナ) 第4章 音楽と存在にみる天の闡明 (ヴャチェスラフ・メドゥシェフスキー) 第5章 優れたピアノ演奏に典型的な10 の特長 (セルゲイ・ラフマニノフ) 第6章 神父と信徒芸術家 (聖イグナティ・ブリャンチャニノフ) 第7章 永遠の愛を宣べ伝えるために(土田定克) 付録1 『修行訓話』抜粋集(シリアの聖イサアク) 付録2 ロシアの十字架(ニコライ・メリニコフ) 【編著者略歴】 土田 定克(ツチダ サダカツ) 1975年、東京生まれ。桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマコースを経てモスクワ音楽院卒業、同大学院修了。小西由紀子、坂田晴美、兼松雅子、A.ムンドヤンツ、V.メルジャノフに師事。第3回ラフマニノフ国際コンクール第1位(2002年、モスクワ)。ロシア各地、ウクライナ、クロアチア、タイ、韓国等はじめ、国内(東京文化会館、東京オペラシティ、すみだトリフォニーホール、カザルスホール、練馬文化センター、横浜みなとみらいホール等)でも演奏会多数。名指揮者V.フェドセーエフ率いるモスクワ放送交響楽団や、M.タルブク率いるHRTクロアチア放送交響楽団、三ツ橋敬子指揮・東京フィルハーモニー交響楽団はじめザグレブ弦楽四重奏団など、オーケストラや室内楽との共演も多数。CD「ラフマニノフ 24のプレリュード」「ピアノ名曲集 乗り越えて」をリリース。2016年、自著『ラフマニノフを弾け』を上梓。同ロシア語版『Россия и Рахманинов глазами японского музыканта』もモスクワから出版。親善的な演奏活動に対し、ロシアのペルミ市長(2004年)や韓国の群山警察署長(2016年)、ウクライナの第2代大統領クチマ(2018年)より功労感謝状授与。尚絅学院大学教授。宮城学院女子大学音楽科非常勤講師。 ※本書の著者出演のイベントのお知らせ 12月15日(金)に「三田市総合文化センター郷の音ホール」にて開催される「ラフマニノフ生誕150周年記念コンサート」にて、『ラフマニノフを弾け』の著者で12月に新刊『 溢奏(いっそう) ラフマニノフに聴く演奏の極意』を刊行する土田定克氏(ピアノ)とナターリア・コズローヴァ(ソプラノ)の協演が開催されます。 新刊『 溢奏(いっそう) ラフマニノフに聴く演奏の極意』と既刊の『ラフマニノフを弾け!』も会場で販売いたします。 『ラフマニノフ生誕150周年記念コンサート 土田定克(ピアノ)+ナターリア・コズローヴァ(ソプラノ)」 https://sanda-bunka.jp/wp-content/uploads/1215_%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B4%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%AE%E4%BC%9A.pdf 場所:三田市総合文化センター郷の音ホール・小ホール 日時:2023年12月15日(金) 時間;18:30 料金:2,500円(学生1,000円)(自由席) 問い合わせ先 郷の音ホールチケットセンター 〒669-1531 兵庫県三田市天神1-3-1 TEL:079-559-8101 スラヴ音楽の会 TEL:06-6763-0877 MAIL:jesosaka@jt3.so-net.ne.jp
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ルービンシュタイン 全録音をCDで聴く
¥4,180
ルービンシュタインの生涯にわたってなされた全ての録音(1928~1976)を彼の人生においての出来事とともに論じ、CDで聴けるようにガイドする。 前回好評だった『ホロヴィッツ全録音をCD で聴く』に続く、シリーズ第2弾! 「己の演奏を後世に残す」という強い使命感を持って晩年まで録音に挑み続けたピアニストのアルトゥール・ルービンシュタイン(1887~1982)。彼の代名詞とも言えるショパンの演奏をはじめ、全ての録音データを網羅するとともに、彼の音楽人生も辿っていく。 【全録音ディスコグラフィー付】 《著者略歴》 藤田 恵司(ふじた けいじ) 1978年1月22日、20世紀を代表するピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ(1903~1989)のアメリカ・デビュー50周年記念演奏会の2週間後に生まれる。中1のときにたまたま音楽の授業で聴いた往年の名ヴァイオリニスト、ミッシャ・エルマン(1891~1967)の弾く「ツィゴイネルワイゼン」[VANGUARD]がきっかけでクラシック音楽の魅力に目覚める。後に旭川出身の音楽評論家、故・佐藤泰一氏(1938~2009)との親交やコンサートで旭川をたびたび訪れたウィーンのピアノの巨匠、故・イェルク・デームス(1928~2019)に接し、ピアノ曲やピアニストにおける世界の奥深さを知る。2007年9月から2009年8月まで旭川市・大雪クリスタルホールの運営協議委員を務める。「クラシックジャーナル047 クラシックCD 最終形態としてのBOX」(アルファベータ2013年)中の「50のBOXに聴くピアニストの至芸」を執筆。著書に『ホロヴィッツ 全録音をCDで聴く』(アルファベータブックス 2019年)がある。
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鍵盤に指を置くとき トゥレットは僕の個性
¥1,980
音楽を通じて、多くの人にこの難病への理解を広げたい 自分の意思にかかわらず、身体が動いたり声が出てしまったりする神経疾患「トゥレット症候群」。8歳で発症後、チック症状に悩まされ、生きていくうえで様々な困難にぶつかりながらも、ピアニストとして、人間として成長していったYUSK がその人生を綴る!! 症状が悪化し、ピアノさえ手につかない時もあったYUSK が、それでも人生を立て直し、元の軌道に戻れたのはピアノの存在のおかげだった。ピアノの鍵盤に指を置くと、その瞬間にチック症状が消えた……奇跡がおきた瞬間だった。 トゥレット症と闘う中原中也賞受賞詩人・須藤洋平氏推薦! 「僕らはなんだかんだで、ここまでやってきたんですもの。それはもう既に、奇跡だと思うのです。」(須藤洋平) ※トゥレット症候群とは 「チック」と呼ばれる突発的、急速で反復的、非律動的な運動や音声が自分の意志とは関係なく突然現れ、繰り返す症状が1 年以上みられる病気で小児期に発症する。チックは、運動チック(まばたき、首振り、肩すくめ、顔しかめ、自分を叩くなど)と、音声チック(咳払い、鼻すすり、叫ぶ、特定の言語を繰り返すなど)がある。 《著者略歴》 YUSK(ユウスケ) 佐賀県出身。6ヵ月で父親のロンドン赴任に伴いイギリスに渡る。5歳から鈴木メソッドでピアノを始める。7歳までロンドンで生活後、ジュネーブ、東京、ニューヨーク、再びロンドンへと父親の赴任地が変わるたびに転居を繰り返す。生活環境の急激な変化により8歳のときトゥレット症候群を発症。言葉による音声チックと、首振りやまばたきなどを繰り返す運動チックの二つがさまざまな形で現れる。薬の副作用に苦しむも、好きなピアノを弾いているときは症状が出なかった。ニューヨークのジュリアード音楽院、英国チーダム音楽学校(首席)卒業、同時にヘンリーウッド音楽賞を受賞。2000年、ドイツのベルリン芸術大学に最高点で入学。その後、6年間トゥレット症候群の為、演奏活動を休止。ベルリン芸術大学を退学後、ドイツのハノーファー音楽大学に入学、ベルント・ゲツケ、ミーキョン・キムの両氏に師事。2009年、ロンドンで復帰コンサート。2014年、同大学院修士課程修了。クリストファー・デューク・メモリアル・コンクール第2位、ヨーロッパ・ベートーヴェン・コンクール第2位、ダドリー国際ピアノ・コンクール・ファイナリスト。現在、英国王立音学院非常勤講師、及びロンドン交響楽団(London Symphony Orchestra)の専属ピアニスト。
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フェレンツ・フリッチャイ 理想の音楽を追い続けて
¥3,190
「フルトヴェングラーとトスカニーニの間に位置する」と評されたその特異な芸風はどのように形成されていったのか。 ドイツを中心にヨーロッパやアメリカで活躍したハンガリー出身の指揮者、フェレンツ・フリッチャイ。戦争、音楽界での対立、そして病……多くの困難に直面しながらも、自らが理想とする音楽を追い続け、その中から特異な芸風を創り上げていった名匠の生涯を辿る。 *フェレンツ・フリッチャイ 1914年、ブダペスト生まれ。フランツ・リスト音楽院卒業。指揮者。セゲド・フィルハーモニー、ブダペスト国立歌劇場、ハンガリー国立交響楽団の音楽監督を歴任。戦後はベルリンのRIAS交響楽団首席指揮者、バイエルン州立歌劇場音楽監督等を歴任、欧米各地に客演。1958年秋ごろより白血病の症状が現れ、1963年、スイスのバーゼルにて48歳で亡くなる。 【目次】 第1章 幼少期から大学卒業まで 第2章 セゲドで指揮者として活動開始、実力を蓄える 第3章 ウィーン客演とザルツブルク音楽祭デビュー 第4章 ベルリン・デビューとRIAS交響楽団首席指揮者就任(第一期ベルリン時代その一) 第5章 RIAS交響楽団を一流オーケストラに(第一期ベルリン時代その二) 第6章 ヒューストン、ミュンヘンでの活動 第7章 晩年(第二期ベルリン時代) 付 章 特に忘れ難い演奏 資 料 ディスコグラフィ *ほか、コラムも充実 【著者略歴】 大脇 利雄(オオワキ・トシオ) 1958年6月、群馬県安中市生まれ。1982年、筑波大学第一学群自然学類(数学主専攻)卒業。同年日本国有鉄道入社、1987年、国鉄分割・民営化に伴い東日本旅客鉄道株式会社に入社、安全対策部門で16年勤めた後、籠原運輸区副区長、安中榛名駅長を歴任。2011年、JR東日本メカトロニクス株式会社に出向、2019年6月、定年で退職。吾妻線CTC(列車集中制御装置)の信号を操作する時期をアラームで知らせるプログラムをBASICで作成。高鉄運転史『轣轆114』編集委員、原稿の一部を担当、また数枚の写真を提供。書籍『伝説の指揮者フェレンツ・フリッチャイ』(アルファベータブックス)では資料を提供。2000年11月にウェブサイト「My Favorite Fricsay」を開設。
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時代を超えて受け継がれるもの ピアニストが語る!《現代の世界的ピアニストたちとの対話 第五巻》
¥3,960
大好評の人気シリーズ第5弾! 偉大な巨匠たちの言葉、ピアノ教育の変遷、個性豊かな若手ピアニストたち、ピアニズムのグローバル化、室内楽の魅力……世界的ピアニストたちが長時間インタビューに応じ、芸術、文化、政治、社会、家庭、人生について語る! <本書に登場するピアニスト> イェルク・デームス/パウル・バドゥラ= スコダ/メナヘム・プレスラー/ホアキン・アチュカロ/ゲイリー・グラフマン/ネルソン・フレイレ/ユジャ・ワン/アレクサンダー・ガヴリリュク/ラファウ・ブレハッチ/ピョートル・アンデルジェフスキ/アレクサンドル・タロー/ナターリア・トゥルーリ/イェフィム・ブロンフマン/ドミトリー・アレクセーエフ 【著者略歴】 焦 元溥(チャオ・ユアンプー, Yuan-Pu Chiao) 1978年、台北に生まれる。国立台湾大学政治学部国際関係学科を卒業後、アメリカに渡り、2005年、フレッチャー法律外交大学院(The Fletcher School, Tufts University)修士課程(Master of Arts in Law and Diplomacy)終了。2008年から2009年、大英図書館の特別研究員(Edison Fellow)としてキングス・カレッジ(Kingʼs College, London)にて音楽学を専攻し、博士課程修了。著述家、研究者、音楽ジャーナリスト、講座や放送番組のプレゼンターとして活躍している。「20×10 ショパン・フェスティバル」「Debussy Touch ドビュッシー・ピアノ・フェスティバル」などの音楽祭を企画。『楽之本事̶古典音楽聆聽入門』など10作以上の著書があり、2019年に出版された本書の原著『游藝黒白̶世界鋼琴家訪問録』の増訂新版には、108人のピアニストのインタビユーが収録されている。 【訳者略歴】 森岡 葉(モリオカ・ヨウ) 慶應義塾大学法学部政治学科卒業。1974年~ 76年、北京語言学院、北京大学に留学。音楽ジャーナリスト。著書に『望郷のマズルカ̶激動の中国現代史を生きたピアニストフー・ツォン』(ハンナ)、訳書に『ピアニストが語る! 現代の世界的ピアニストたちとの対話』シリーズ(アルファベータブックス)。
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セザール・フランク
¥2,750
セザール・フランクをよりよく知り、 より多く愛するための真の福音書 フランクの高弟で作曲家のヴァンサン・ダンディが、敬愛する師のために筆をとった思い出の書。 伝記としてだけではなく、優れた芸術論・教育論としても読める名著。 昭和28年刊行の音楽之友社版を復刊。 ★フランク生誕200年記念 著者は単に外側から第三者としてフランクを眺めたのでなく、かえってフランクの 魂の内奥に触れ、真の音楽精神が何であるかを、いわば秘伝的にフランクから直々に学んだ。したがって著者はフランクの本領を的確に把握し、権威をもって「これがフランクだ」と言い切ることができたのである。――「訳者あとがき」より 《目次》 第1 部 人間としての先生 1 先生の生涯 2 先生の人となり 第2部 先生の作品 1 先生の作品の系譜 2 先生の愛好された音楽 3 先生の作曲法 4 第1期(1841~1858) 5 第2期(1858~1872) 6 第3期(1872~1890) 7 「弦楽四重奏曲ニ長調」 8 「三つのオルガンコラール」 9 「至福」 第3部 教師としての先生 1 フランク「お父さん」 2 フランク楽派 作品年表 訳者あとがき 《著者略歴》 ヴァンサン・ダンディ 1851年生まれ。1931年没。フランスの作曲家。1872年にパリ音楽院に入学し、セザール・フランクの弟子となる。1894年にはシャルル・ボルドやアレクサンドル・ギルマンとともに音楽学校のスコラ・カントルムを設立。指揮者や教育者としても広く活動し、フランス近代音楽の推進者として活躍した。作曲での代表作品は「フランスの山人の歌による交響曲(セヴェンヌ交響曲)」、交響的変奏曲「イスタール」など。 著作は本書のほかに『ベートーヴェン(Beethoven; Biographie Critique)』(小松耕輔訳、音楽之友社)、『作曲法講義(Cours de Composition Musicale)』(池内友次郎訳、古賀書店)などがある。 《訳者略歴》 佐藤 浩(サトウ ヒロシ) 1915 年生まれ。2002 年没。翻訳書にパウル・ヒンデミット 著『作曲家の世界』、イーゴリ・ストラヴィンスキー 著『音楽とは何か』、J. クロード・ピゲ 著『音楽の発見』、(すべて音楽之友社刊)などがある。
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東宝空想特撮映画 轟く 1954-1984《叢書・20世紀の芸術と文学》
¥4,180
1954年に劇場公開された『透明人間』から、1984年の『さよならジュピター』に至るまでの30年の間に登場した東宝空想特撮映画50本を採り上げ、各作品の特徴や位置づけ、映画音楽についても言及し、東宝空想特撮映画の道程をたどる特撮映画評論の決定版!! 戦後日本映画、大衆娯楽映画の歴史の一部を担ってきた東宝空想特撮映画の作り手たちの仕事に懸ける情熱、その映画に音楽を付す作曲家たちの取り組みなど、東宝空想特撮映画を形成した作品群を顧みることで日本映画史を今一度ふりかえり、映画に生涯を捧げてきた人々の歩みを知ることにより、東宝空想特撮映画の変遷と、東宝の、ひいては日本映画界におけるこのジャンルの発展が浮かびあがる!! 円谷英二生誕120周年 《目次》 はじめに──東宝空想特撮映画の道程をその響きとともに── 序章 東宝空想特撮映画誕生前夜 第一章 東宝空想特撮映画の開幕期を飾る楽音[一九五四〜一九五六] 一『透明人間』(一九五四/監督:小田基義・特技監督:円谷英二 音楽:紙恭輔) 二『獣人雪男』(一九五五/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:佐藤勝) 三『白夫人の妖恋』(一九五六/監督:豊田四郎・特技監督:円谷英二 音楽:團伊玖磨) 四『空の大怪獣 ラドン』(一九五六/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 第二章 空想特撮映画の可能性を拡げる轟音[一九五七、一九五八] 一『地球防衛軍』(一九五七/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 二『美女と液体人間』(一九五八/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:佐藤勝) 三『大怪獣 バラン』(一九五八/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 第三章 時空を超越する映画群を装飾する音調[一九五九] 一『孫悟空』(一九五九/監督:山本嘉次郎・特技監督:円谷英二 音楽:團伊玖磨) 二『日本誕生』(一九五九/監督:稲垣浩・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 三『宇宙大戦争』(一九五九/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 第四章 色彩感豊かなSF映画に活力を注ぐ奏楽[一九六〇、一九六一] 一『電送人間』(一九六〇/監督:福田純・特技監督:円谷英二 音楽:池野成) 二『ガス人間㐧一号』(一九六〇/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:宮内國郎) 三『モスラ』(一九六一/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:古関裕而) 四『ゲンと不動明王』(一九六一/監督:稲垣浩・特技監督:円谷英二 音楽:團伊玖磨) 五『世界大戦争』(一九六一/監督:松林宗恵・特技監督:円谷英二 音楽:團伊玖磨) 第五章 空想特撮映画の百花繚乱の姿を包む響動[一九六二、一九六三] 一『妖星ゴラス』(一九六二/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:石井歓) 二『マタンゴ』(一九六三/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:別宮貞雄) 三『大盗賊』(一九六三/監督:谷口千吉・特技監督:円谷英二 音楽:佐藤勝) 四『海底軍艦』(一九六三/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 第六章 奇想天外映画に華美な光彩を加える音場[一九六四、一九六五] 一『士魂魔道 大龍巻』(一九六四/監督:稲垣浩・特技監督:円谷英二 音楽:石井歓) 二『宇宙大怪獣 ドゴラ』(一九六四/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 三『怪談』(一九六五/監督:小林正樹 音楽音響:武満徹) 四『フランケンシュタイン対地底怪獣(バラゴン)』(一九六五/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 五『大冒険』(一九六五/監督:古澤憲吾・特技監督:円谷英二 音楽:広瀬健次郎、萩原哲晶) 第七章 多彩なファンタジー映画をきらめかせる声調[一九六六〜一九六九] 一『クレージーだよ 奇想天外』(一九六六/監督:坪島孝 音楽:広瀬健次郎、萩原哲晶) 『空想天国』(一九六八/監督:松森健 音楽:萩原哲晶) 『クレージーの大爆発』(一九六九/監督:古澤憲吾 音楽:萩原哲晶、宮川泰) 『奇々怪々 俺は誰だ?!』(一九六九/監督:坪島孝 音楽:広瀬健次郎) 二『奇巌城の冒険』(一九六六/監督:谷口千吉 音楽:伊福部昭) 三『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』(一九六六/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 四『キングコングの逆襲』(一九六七/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 五『緯度0(ゼロ)大作戦』(一九六九/監督:本多猪四郎・特技監督:円谷英二 音楽:伊福部昭) 六『コント55号 宇宙大冒険』(一九六九/監督:福田純 音楽:広瀬健次郎) 第八章 伝統と新時代の到来の狭間にたたずむ吹鳴[一九七〇、一九七一] 一『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』(一九七〇/監督:山本迪夫 音楽:眞鍋理一郎) 『悪魔が呼んでいる』(一九七〇/監督:山本迪夫 音楽:眞鍋理一郎) 二『ゲゾラ ガニメ カメーバ 決戦!南海の大怪獣』(一九七〇/監督:本多猪四郎・特技監督:有川貞昌 音楽:伊福部昭) 三『呪いの館 血を吸う眼』(一九七一/監督:山本迪夫 音楽:眞鍋理一郎) 第九章 種々のジャンルの交錯を奏でる曲節[一九七三、一九七四] 一『狼の紋章』(一九七三/監督:松本正志 音楽:眞鍋理一郎) 二『日本沈没』(一九七三/監督:森谷司郎・特技監督:中野昭慶 音楽:佐藤勝) 『ルパン三世 念力珍作戦』(一九七四/監督:坪島孝 音楽:佐藤勝) 三『血を吸う薔薇』(一九七四/監督:山本迪夫 音楽:眞鍋理一郎) 四『ノストラダムスの大予言』(一九七四/監督:舛田利雄・特技監督:中野昭慶 音楽:冨田勲) 五『エスパイ』(一九七四/監督:福田純・特技監督:中野昭慶 音楽:平尾昌晃、京建輔) 第十章 多様なエンタテインメント映画を謳う音律[一九七五〜一九七八] 一『東京湾炎上』(一九七五/監督:石田勝心・特技監督:中野昭慶 音楽:鏑木創) 二『HOUSE ハウス』(一九七七/監督:大林宣彦 音楽:小林亜星、ミッキー吉野&ゴダイゴ) 三『惑星大戦争』(一九七七/監督:福田純・特技監督:中野昭慶 音楽:津島利章) 四『火の鳥』(一九七八/監督:市川崑・特技監督:中野昭慶 音楽:ミシェル・ルグラン、深町純) 五『ブルークリスマス』(一九七八/監督:岡本喜八 音楽:佐藤勝) 第十一章 東宝空想特撮映画の変容と新天地を弾ずる管楽[一九八〇、一九八四] 一『地震列島』(一九八〇/監督:大森健次郎・特技監督:中野昭慶 音楽:津島利章) 二『さよならジュピター』(一九八四/総監督:小松左京・監督:橋本幸治・特技監督:川北紘一 音楽:羽田健太郎) 付章 東宝空想特撮映画作品リスト[一九五四〜一九八四] 参考文献 あとがき 索引(人名、映画タイトル) 《著者略歴》 小林 淳(こばやし あつし) 映画関連著述家。1958年10月、東京都生まれ。日本映画、外国映画、映画音楽にかかわる評論、文筆を手がける。 【主な著書】『伊福部昭の映画音楽』/『日本映画音楽の巨星たち Ⅰ』[早坂文雄、佐藤勝、武満徹、古関裕而]『日本映画音楽の巨星たち Ⅱ』[伊福部昭、芥川也寸志、黛敏郎]『日本映画音楽の巨星たち Ⅲ』[木下忠司、團伊玖磨、林光]『伊福部昭 音楽と映像の交響』上・下『佐藤勝 銀幕の交響楽(シンフォニー)』『新版 伊福部昭の映画音楽』(以上、ワイズ出版)『ゴジラの音楽―伊福部昭、佐藤勝、宮内國郎、眞鍋理一郎の響きとその時代―』(作品社)『伊福部昭と戦後日本映画』『本多猪四郎の映画史』『岡本喜八の全映画』『ゴジラ映画音楽ヒストリア 1954-2016』『三船敏郎の映画史』(以上、アルファベータブックス)『日本の音楽家を知るシリーズ「伊福部昭」』(ヤマハミュージックメディア) 【主な編著書】『伊福部昭綴る─伊福部昭 論文・随筆集─』『伊福部昭綴るⅡ─伊福部昭 論文・随筆集─』『伊福部昭語る─伊福部昭 映画音楽回顧録─』『作曲家 渡辺宙明』『映画の匠 野村芳太郎』』(以上、ワイズ出版)
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新版 名曲この一枚
¥2,750
クラシックファンの間で伝説となっている異色のLPガイド『名曲この一枚』(1964年、文藝春秋新社刊)を新版で満を持して刊行! 戦前から1980年代まで「DISQUES」、「芸術新潮」、「ラジオ技術」でレコード評を執筆。レコードに対する感動をあけっぴろげな名文で綴り、多くのファンを魅了してきた「盤鬼」こと西条卓夫の名著『名曲この一枚』を新版として刊行! ティボー、ランドフスカ、エネスコ、カペー……今なお色褪せない名演の数々の魅力を情熱的に語り尽くす。 今回新たに「藝術新潮」に掲載された随筆11本を収録。現在の読者に向けて対応CD一覧も付けた。 《目次》 1 名曲この一枚 まえがき Ⅰ ヴィタリからへンデル Ⅱ ハイドンからべートーヴェン Ⅲ シューベルトからブラームス Ⅳ フランクからオネゲール 2 盤鬼随筆集 ティボーとの七日間 ティボーを悲しむ 三十三のプロフィール 盤鬼随想―音ありき― 反時代的レコード談義 レナーとプランテ 王者クライスラー エレキ前夜 盤鬼秘蔵の九箱 ランドフスカとともに 犬印へのあこがれ 遊廓で開いた視聴会 最後のレコード・ファン―野村胡堂の死― 好楽家の皆様へ―父に代わって― 西条良彦 名曲この一枚 対応CD一覧 掲載曲名索引・演奏者名索引 《著者略歴》 西条 卓夫(さいじょう たくお) 明治37年三重県生まれ。慶応義塾大学予科在学中に作家で音楽評論家の野村胡堂氏と出会い、クラシック音楽に目覚める。以来、戦前は「DISQUES」誌、戦後は「藝術新潮」(1954~1978)や「ラジオ技術」(1955~1986)で長きに亘りレコード評を担当したレコード音楽鑑賞界の大先達である。自ら「盤鬼」と号している。体当たりで聴いて体当たりで書く名調子の文章により、幾多のレコードファンを生み惹きつけてきた。また数々の復刻LPを企画、ティボーやランドフスカの魅力を江湖に広めた。著書に『レコード音楽夜話』(久禮傳三名義、内田老鶴圃刊)、訳書にジャック・ティボー『ヴァイオリンは語る』(石川登志夫共訳、新潮社刊その後フランス音楽文化愛好会復刊)がある。
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今だから! 植木等 “東宝クレージー映画”と“クレージー・ソング”の黄金時代
¥3,520
今だからこそ見たい! 聴きたい! 植木等の映画と歌 映画、歌、発言、人間から多面的に解き明かす〈植木等の真実〉 貴重な東宝カラー・スチール、ご家族提供による秘蔵写真 多数掲載。 植木等研究本の決定版! 【本書の内容】 ①クレージー世代の筆者が“東宝クレージー映画”の代表作と“クレージー・ソング”を語り尽くす! ②『ニッポン無責任時代』の主人公・平均(たいらひとし)にはモデルがいた! その意外な人物とは? ③初めて聞く!『 クレージー黄金作戦』ラスベガス・ロケに参加したスタッフによる現地レポート ④植木等が残した言葉から、〈無責任男の呪縛〉を吹っ切った時期を読み解く。 ⑤“最初の付き人兼運転手”小松政夫さんに聞く、植木等と過ごした三年十か月。「 やっぱり植木等は、特別です……」(小松政夫) ⑥“最後の付き人”藤元康史氏が語る晩年の植木等。〈 植木等に国民栄誉賞が与えられなかった、その本当の理由〉とは? ⑦植木等が出演した8ミリ自主映画と教育映画があった!――幻の作品『刑事あいうえ音頭』と『おんぷ』を徹底紹介 ⑧バック・ミュージシャンを務めた斎藤誠が、音楽家としての植木等を語る! 《著者略歴》 高田 雅彦(タカダ マサヒコ) 『七人の侍』と『ゴジラ』公開の翌年、1955 年1月、山形市生まれ。実家が東宝の封切館「山形宝塚劇場」の株主だったことから、幼少時より東宝映画に親しむ。黒澤映画、クレージー映画には特に熱中。以来、成城学園に勤務しながら、東宝映画研究をライフワークとする。現在は、成城近辺の「ロケ地巡りツアー」講師と映画講座、映画文筆を中心に活動。 著書に、『成城映画散歩――あの名画も、この傑作も、みな東宝映画誕生の地・成城で撮られた』、『三船敏郎、この10 本――黒澤映画だけではない、世界のミフネ』(以上、白桃書房)、『七人の侍 ロケ地の謎を探る』(アルファベータブックス)、共著に『山の手「成城」の社会史』(青弓社)がある。
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あと四十日 “フルトヴェングラーの証人”による現代への警告
¥2,200
ベルリン・フィルの首席ティンパニー奏者をかつて務め、話題となった『フルトヴェングラーかカラヤンか』の著者でもあるヴェルナー・テーリヒェンが最後に遺したメッセージ。 魂が滅びるとき、世界も滅びる。 フルトヴェングラーの元でティンパニー奏者を務め、彼の中から「女性的性質」を感じ取ったテーリヒェン。感受性を豊かにし、受け入れ、共感する——。利己主義、権威主義、拝金主義から芸術ひいては人間を救うため、テーリヒェンが最晩年に遺したメッセージ。 テーリヒェンの晩年の論説、講演録、そして聖書のヨナ書を題材にした最後の作曲作品・音楽劇《あと四十日》の脚本を収録。 テーリヒェン生誕100年記念出版。 《目次》 はじめに 第1章 内面を見つめて(1995年にミュルツツーシュラークでの指揮者講習会の講習生のために刊行された小冊子より) フルトヴェングラーを手掛かりに/男性的な作曲と女性的な作曲 第2章 講演 フルトヴェングラーに見る、演奏の魅力と誠実 ( 第一回ドイツイエナ大学で開催されたフルトヴェングラー・ターゲでの講演) 第3章 魂の言葉 ヴィルヘルム・フルトヴェングラー没後50周年によせて 第4章 音楽劇《あと四十日》 おわりに テーリヒェンが遺したメッセージと現代 ヴェールナー・テーリヒェン年譜 《著者・編訳者略歴》 ヴェルナー・テーリヒェン(Werner Thärichen) ティンパニ奏者・作曲家。1921年ノイハルデンベルク生まれ。48年から 84年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団に在籍。フルトヴェングラーとカラヤンのもとで首席ティンパニー奏者を務めた。作曲作品はチェリビダッケ、ヨッフム、カラヤンらが指揮している。著作に『Paukenschläge』(邦訳『フルトヴェングラーかカラヤンか』1998年 高辻知義訳 音楽之友社のち中公文庫)、『Immer wieder Babylon oder Musik als Sprache der Seele』( 邦訳『あるベルリン・フィル楽員の警告 心の言葉としての音楽』1996年 平井吉夫・高辻知義訳 音楽之友社)がある。2008年に86歳で没。 野口 剛夫(ノグチ タケオ) 作曲家・指揮者・音楽学者。1964年東京生まれ。中央大学大学院(哲学)、桐朋学園大学研究科(音楽学)を修了。現在東京フルトヴェングラー研究会代表。著書に『フルトヴェングラーの遺言』(春秋社)、訳書にシェンカー『ベートーヴェン第5交響曲の分析』(音楽之友社)、フィッシャー=ディースカウ『フルトヴェングラーと私』(河出書房新社)、『伝説の指揮者フェレンツ・フリッチャイ』(アルファベータブックス)他がある。2014年『新潮45』掲載の論説、「“全聾の天才作曲家”佐村河内守は本物か」により第20回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」作品賞を受賞。
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名曲200でわかるロックの歴史と精神 ALL TIME GREATS ROCK AGE
¥2,970
英米のポピュラー音楽200曲を通して、リアルタイムの体験に基づき綴られる“ロックの時代”。 1955~85年、それはまさに「ロックの時代」であった。本書では、その30年間におけるアメリカ、イギリスのポピュラー音楽から各100曲、計200曲をセレクトしランク付け。有名どころのみならず、幅広いアーティストを取り上げ楽曲単位で批評する。黄金期のロック・シーンにリアルタイムで触れてきた著者自身の体験もまじえ、当時の熱気を描き出す。 単なる楽曲解説やノスタルジーに終始しない、音楽を愛する全ての人へ送る一冊! その他にも、「ロックンロール以前のポップス」、「日本における洋楽ロック」、「Jポップ・ロックのルーツ」各章にて、重要曲をセレクトし短評を付す。 《目次》 Ⅰ: Intro(序章) Ⅱ: Pre - Rock ’N’ Roll Years(ロックンロール以前のポップス) Ⅲ: U.S. Rock-TOP100 1955-1985 Ⅳ: U.K. Rock-TOP100 1955-1985 Ⅴ: Yogaku In Japan(日本独自の洋楽ヒット) Ⅵ: Roots of J-POP/ROCK TOP 40(Jポップ/ロックのルーツ) 《著者略歴》 三宅 はるお(ミヤケ ハルオ) 音楽ライター。1949年東京生まれ。明治学院大学文学部英文科卒業。出版社退社ののち、FM東京の深夜番組の訳詞コーナーを担当。ロック喫茶「レインボー」のDJを経て、75年から『音楽専科』に寄稿。以降『GUTS』『レコード・コレクターズ』などのレギュラーに加え、伊藤政則らと共に雑誌『ROCKADOM』を発刊。ラジオDJ/構成、フリー・ペイパー『WHAT’S NEW』編集、青山レコーディング・スクール講師など、幅広い活動を続ける。さらにロック・クラシック系のライナーノーツなどで、評論活動を続けている。また、キンクスのレイ・デイヴィス、ニール・ヤング、レナード・スキナードなどへの豊富なインタビュー経験もあり。著書に『ストーンズが大好き』(サンドケー出版局)、『ロックとポップスの歴史』(ヤマハミュージックメディア)、『レッド・ツェッペリン』(音楽専科社)など、訳書に『ザ・ビートルズ 1962-1970 ザ・コンプリート・ストーリー』(音楽専科社)、『クイーン 伝説のチャンピオン』(音楽専科社)などがある。
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近畿日本鉄道沿線アルバム【一般車両編】 昭和~平成
¥2,970
関西・中京圏に巨大路線網を築いた個性豊かな近鉄車両の写真集の2部作がついに刊行!! 本書では個性豊かな一般車両を取り上げます。 総延長約500㎞におよぶ路線を有する近畿日本鉄道。長距離区間を運転する特急列車を補う急行が、特別乗車料金を必要としない速達便として運転されている。また、主要都市間には普通列車等がきめ細かく設定され、沿線住民にとってかけがえのない生活の足となっている。これらの列車には、2200系や2250系、6301系等、歴代の特急用車両を格下げして用いた時期があった。しかし、特急用として10000系をはじめとした新系列車両が現れた頃に前後して、普通列車の運転に適した近代車両が開発された。これらの車両は短い距離で停車駅が多い運用に対応すべく、急加減速に秀でた性能を備えていた。同時に従来車の標準色だった濃い緑色を刷新した、オレンジバーミリオンやアイボリー地の車体塗装は、通勤型電車の雰囲気を一気に明るくした。また、昭和30年代までは創業期に投入された木造電車が、橿原線や南大阪線等の狭軌区間で活躍していた。黎明期と最新型の電車が共存する様子には、模型の盆景を眺めるような高揚感があった。現在では貫通扉に前照灯二基を備えた4扉車という仕様が、一般型車両の標準的ないで立ちだ。それでも数十年間の長きに亘って使用される車両が少なくない近鉄電車故、世代を跨いだ形の異なる車両が行き交う風景は健在。そんな近畿日本鉄道の個性豊かな一般車両の懐かしい車両の写真集!! 《目次》 1章・カラーフィルムで記録された近畿日本鉄道の一般車両 大阪線、名古屋線系統 奈良線、京都線系統 南大阪線系統 近鉄の譲渡路線 2章・モノクロフィルムで記録された近畿日本鉄道の一般車両 大阪線、名古屋線系統 奈良線、京都線系統 南大阪線系統 近鉄の譲渡路線 近鉄の懐かしい駅舎風景 《解説者略歴》 牧野 和人(マキノ カズト) 昭和37(1962)年、三重県生まれ。写真家。京都工芸繊維大学卒。幼少期より鉄道の撮影に親しみ、平成13(2001)年より生業として写真撮影、執筆業に取り組む。企業広告、カレンダー、時刻表、旅行誌、趣味誌等に作品を多数発表。「臨場感溢れる絵づくり」をモットーに全国各地へ出向いている。
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ベートーヴェンは怒っている! 闘う音楽家の言葉
¥1,980
現代人よ、いま彼の言葉から学べ! 大衆に迎合しない。現状に妥協しない。高い理想をかかげ、そのギャップと闘いながら誰よりも人間らしく生きようとしたベートーヴェン―混迷を極めるいま、彼が遺した言葉の数々に改めてスポットライトを当てる。 【生誕250 年記念出版】 ベートーヴェンの言葉を、手紙、日記、手記、メモ、他人の述懐などから選び出し、それを年代順に掲載。それぞれに解説を付す。新型コロナ・ウイルスが明るみにしたものを音楽家の視点から綴った、野口剛夫「ベートーヴェンは怒っている」も収録。 《目次》 はじめに 1777~1801 1802~1811 ベッティーナ・ブレンターノの回想によるベートーヴェンの言葉 1812~1818 ベートーヴェンとゲーテの違い 1819~1827 ベートーヴェンは怒っている野口剛夫 あとがき 《編著者紹介》 野口 剛夫(ノグチ タケオ) 1964 年東京生まれ。中央大学大学院(哲学)、桐朋学園大学研究科(音楽学)を修了。現在東京フルトヴェングラー研究会代表。著書に『フルトヴェングラーの遺言』(春秋社)、訳書にシェンカー『ベートーヴェン第5交響曲の分析』(音楽之友社)、フィッシャー=ディースカウ『フルトヴェングラーと私』(河出書房新社)、『伝説の指揮者フェレンツ・フリッチャイ』(アルファベータブックス)他がある。2014 年『新潮45』掲載の論説、「“全聾の天才作曲家”佐村河内守は本物か」により第20 回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」を受賞。
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七人の侍 ロケ地の謎を探る
¥2,750
撮影風景写真や航空写真、最新テクノロジーを駆使し、謎のロケ現場を「完全」特定! 『七人の侍』のあの場面は、ここで撮られた!! 二木てるみ・加藤茂雄ら、出演者たちが語る撮影現場の真実! 初めて見る! 東宝秘蔵の「未公開スチール」大量掲載!! 黒澤明による傑作時代劇『七人の侍』(1954年)、そのロケ撮影は、メインとなった百姓の村のオープンセットが作られた世田谷の大蔵のほか、御殿場、伊豆の各地で行われたが、その撮影ポイントについては、いまひとつ明確にされていないロケ地も多い。 前著『成城映画散歩』(白桃書房)で大蔵地区の撮影ポイントを紹介した高田雅彦(東宝映画研究家)が、今度はそれ以外のロケ地の完全特定に挑戦!! 現地調査による関係者の証言、さらにはスチール写真に残る山の稜線や周囲の状況といった手がかりを頼りに、撮影当時の航空写真やカシミール3D等を駆使して、これまで不明だった様々な撮影地点を特定することに成功!! 黒澤明生誕110年、三船敏郎生誕100年記念出版! 《著者略歴》 高田 雅彦(タカダ マサヒコ) 『七人の侍』と『ゴジラ』公開の翌年、昭和30(1955)年1月、山形市生まれ。実家が東宝の封切館「山形宝塚劇場」の株主だったことから、幼少時より東宝映画に親しむ。黒澤映画、クレージー映画には特に熱中。以来、成城学園に勤務しながら、東宝映画研究をライフワークとする。現在は、成城近辺の「ロケ地巡りツアー」講師と映画講座、映画文筆を中心に活動。 著書に、『成城映画散歩――あの名画も、この傑作も、みな東宝映画誕生の地・成城で撮られた』(白桃書房)、『三船敏郎、この10本――黒澤映画だけではない、世界のミフネ 』(同)、共著に『山の手「成城」の社会史』(青弓社)がある。
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函館 歌と文学の生まれる街 その系譜と精神風土
¥2,750
函館慕情…不思議な魅力を秘めた精神風土から生まれた人と作品―「函館の女」北島三郎、GLAY、小説の魔術師久生十蘭、亀井勝一郎、映像で甦る佐藤泰志、辻仁成、警察小説の今野敏…函館は、歌謡曲に多く歌われ、そして多くの多彩な作家を輩出した街である。本書ではその代表的な歌謡曲や文学の魅力をあますところなく紹介する。 「函館をはじめ北国を歌った歌謡曲はたくさんあるが、のちに北原ミレイが歌った『石狩挽歌』は、とりわけ船頭として行った鰊漁場で船が転覆して不慮の死をとげた父の記憶と強く結びつき、こころ揺さぶられるものがあった。」(「まえがき」より) 《目次》 第1章 函館慕情 ― 『津軽海峡・冬景色』『石狩挽歌』『函館の女』 第2章 川内康範、GLAY、『函館ハーバーセンチメント』、『北の旅人』 第3章 函館と森町 ― 石川啄木と李恢成『加耶子のために』 第4章 海外放浪文学の先駆者 ― 長谷川海太郎(谷譲次・牧逸馬・林不忘)の軌跡 第5章 「小説の魔術師」と『新青年』の編集長 ― 久生十蘭と水谷準 第6章 望郷の文学者 ― 亀井勝一郎と「函館八景」 第7章 シベリアと満州を生きる ― 長谷川四郎の生き方 第8章 格差社会の暗部を照らす ― 映像で甦る作家・佐藤泰志 第9章 トポスとしての函館 ― 辻仁成の作品 第10章 エンターテイメント系の作家 ― 谷村志穂、宇江佐真理、今野敏 《著者略歴》 吉岡 栄一(ヨシオカ エイイチ) 1950年、北海道生まれ。法政大学大学院英文学専攻博士課程満期退学。トルーマン州立大学大学院留学。東京情報大学名誉教授。日本コンラッド協会顧問。日本オーウェル協会元会員。『マーク・トウェイン コレクション全20巻』(彩流社)を責任編集。著書に『ジョージ・オーウェルと現代』、『村上春樹とイギリス―ハルキ、オーウェル、コンラッド』、『青野聰論―海外放浪と帰還者の文学』、『文芸時評―現状と本当は恐いその歴史』(以上、彩流社)、『亡命者ジョウゼフ・コンラッドの世界』(南雲堂フェニックス)、『単独者のつぶやき 書評と紀行』(鼎書房)、共著に『文学の万華鏡―英米文学とその周辺』(れんが書房新社)、『英米文学にみる仮想と現実』(彩流社)、『亡霊のイギリス文学 豊饒なる空間』(国文社)、『オーウェル―20世紀を超えて』(音羽書房鶴見書店)、『イギリス文化事典』(丸善出版)、『英語の探検』(南雲堂フェニックス)、共訳に『オーウェル入門』、『気の向くままに 同時代批評1943-1947』(以上、彩流社)、『思い出のオーウェル』(晶文社)、『開高健の文学世界』(アルファベータブックス)など。
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昭和軍歌・軍国歌謡の歴史 歌と戦争の記憶
¥5,940
昭和の時代を中心とする近代日本の軍歌と軍国歌謡の歴史を、日清、日露戦争から満洲事変、日中武力紛争、そして大東亜戦争の開始から敗戦まで、戦史とともに考察する!! 軍歌・軍国歌謡の約3000 曲にのぼるディスコグラフィーを付す!! 《目次》 Ⅰ 軍歌から軍国歌謡へ…1 明治国家と軍歌/2 満洲事変と軍歌/3 国内情勢と国際的孤立 Ⅱ 昭和軍国歌謡の時代…1 日中武力紛争の拡大と軍国歌謡/2 新体制運動と軍国歌謡 Ⅲ 歌でつづる大東亜戦争史…1 大東亜戦争の戦端を開く/2 大東亜共栄圏の夢/3 激化する日米の攻防戦/4 決死の戦いと敗北/5 徹底抗戦と敗戦への途 《著者略歴》 菊池 清麿(キクチ キヨマロ) 音楽評論・歴史家。一九六〇年生まれ、明治大学政経学部卒、同大学院修了。日本政治思想史を橋川文三、柳田国男の思想を後藤総一郎に師事する。近代と反近代の諸問題をテーマに藤山一郎、中山晋平、古賀政男、服部良一、古関裕而など近代日本音楽家評伝を中心に著作活動し著書多数。主な著書に、『中山晋平伝』(郷土出版社 2007)、『日本流行歌変遷』(論創社 2008.4)、『永遠の歌姫佐藤千夜子』(東北出版企画 2008)。『私の青空 二村定一』(論創社 2012)、『評伝 古関裕而』(彩流社 2012)、『評伝 服部良一』(彩流社2013)、『天才野球人 田部武雄』(彩流社2013)『評伝 古賀政男』(彩流社2015)、『ツルレコード 昭和流行歌物語』(人間社2015)、『昭和演歌の歴史』(アルファベータブックス)他多数。
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特撮のDNA 平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮
¥3,850
2019年12月13日から蒲田のギャラリー鴻(日本工学院専門学校内)にて開催される「特撮のDNA ―平成ガメラの衝撃と奇想の大映特撮―」展の公式図録がアルファベータブックスより刊行!! 「平成ガメラ三部作」撮影当時の貴重なプロップ、デザイン画や絵コンテ等の資料、大判の美しい写真で構成した永久保存版! 樋口真嗣特技監督をはじめ主要特撮スタッフへのインタビューも敢行。今回初出の展示作品や、昭和の大映特撮の稀少な資料まで網羅した特撮ファン垂涎の一冊です。 《目次》 寄稿 ガメラのこと。 伊藤和典 ガメラ 大怪獣空中決戦 樋口真嗣 「先輩方に、ひたすら感謝です」 三池敏夫 「やるだけのことは、やれたかな」 ガメラ2 レギオン襲来 品田冬樹 「対戦怪獣を造形できて光栄でした」 若狭新一 「“映画を撮っている”感じがしました」 ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒 伊藤和典 「3作目が、いちばん愛着があるかも」 原口智生 「いい映画ができたと思います」 小さき勇者たち〜ガメラ〜 大映特撮、奇想の系譜をたどる旅 大怪獣ガメラ 大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン 大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス ガメラ対宇宙怪獣バイラス ガメラ対大悪獣ギロン ガメラ対大魔獣ジャイガー ガメラ対深海怪獣ジグラ 宇宙怪獣ガメラ 村瀬継蔵 「自分の手で創ると夢が広がります」 大魔神 大魔神怒る 大魔神逆襲 林 方谷 「非常にやり甲斐のある現場でした」 作品データ・資料集 大映特撮、奇想の系譜をたどる作品リスト
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みんなの寅さん from1969《叢書・20世紀の芸術と文学》
¥4,180
第一作から半世紀、記念すべき第50 作公開を記念して、渥美清と山田洋次監督による国民的映画「男はつらいよ」の全てが分かる決定版!! 娯楽映画研究家・佐藤利明が、文化放送「みんなの寅さん」公式サイトで、2011 年4 月から3 年間に渡り、“寅さん博士”として毎週連載を続けた大人気コラムを中心に、夕刊フジ連載「みんなの寅さん」、デイリースポーツ連載「天才俳優・渥美清 泣いてたまるか人生」などを集成。 「男はつらいよ」全50 作の魅力やトリビアを様々な視点で綴った、寅さんと日本人の半世紀。「男はつらいよ」史上最大のヴォリュームによる、究極の「寅さん本」!! ※巻末には、全作品のロケ地、啖呵売、寅さんの歌、配役など詳細を極めたデータベースを収録!! ※本書のカバーと章扉には、本年、松竹が実施した「『男はつらいよ』ファンアートコンテスト」にて記念館館長賞を受賞した、近藤こうじ氏のイラストを掲載!! 《著者略歴》 佐藤 利明(サトウ トシアキ) 構成作家・ラジオ・パーソナリティー。娯楽映画研究家として、ハナ肇とクレイジーキャッツ、「男はつらいよ」、エノケン・ロッパなどの昭和の喜劇人の魅力を、新聞連載やコラム、CD アルバム、映像ソフトのプロデュースを通して紹介を続けるエンタテイメントの伝道師。石原裕次郎についても、これまで全作品DVD の解説、CD、映像ソフトのプロデュース、「石原プロモーション50年史」の執筆などを手がけてきた。テレビ、ラジオなどで「昭和のエンタテインメント」をテーマに活躍中。音楽プロデューサーとしても活躍。2015 年文化放送特別賞受賞。著書『クレイジー音楽大全 クレイジーキャッツ・サウンド・クロニクル』(シンコーミュージック)、『植木等ショー! クレージーTV大全』(洋泉社)、『寅さんのことば 風の吹くまま 気の向くまま』(東京新聞)、『石原裕次郎 昭和太陽伝』など多数。
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ホロヴィッツ 全録音をCDで聴く
¥3,850
ホロヴィッツの生涯にわたってなされた録音(1928~1989)を一貫して論じるとともに、全てをCDで聴けるようにガイドする。 86年の生涯のなかで4度にわたる引退、復帰を繰り返しながらも、死の4日前までレコーディングに挑み、最後まで《現役のピアニスト》としてピアノに殉じた巨匠ウラディミール・ホロヴィッツ (1903~1989)。その人生は当時の社会情勢や政治、経済に翻弄されながらも常に録音と共にあった。録音というモニュメント=メディアを通じて、この人間臭いピアニストの遺産を振り返る。 【全録音ディスコグラフィー付】没後30年記念出版。 《著者略歴》 藤田 恵司(フジタ ケイジ) 1978年1月22日、20世紀を代表するピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ(1903 ~1989)のアメリカ・デビュー50周年記念演奏会の2週間後に生まれる。中1のときにたまたま音楽の授業で聴いた往年の名ヴァイオリニスト、ミッシャ・エルマン(1891~1967)の弾く「ツィゴイネルワイゼン」[VANGUARD]がきっかけでクラシック音楽の魅力に目覚める。後に旭川出身の音楽評論家、故・佐藤泰一氏(1938~2009)との親交やコンサートで旭川をたびたび訪れたウィーンのピアノの巨匠、故・イェルク・デームス(1928~2019)に接し、ピアノ曲やピアニストにおける世界の奥深さを知る。2007年9月から2009年8月まで旭川市・大雪クリスタルホールの運営協議委員を務める。「クラシックジャーナル047 クラシックCD 最終形態としてのBOX」(アルファベータ2013年)中の「50のBOXに聴くピアニストの至芸」を執筆。
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冼星海とその時代 中国で最初の交響曲作曲家
¥3,850
中国では国歌「義勇軍進行曲」の作曲者・聶耳と並ぶ国家的英雄である冼星海(一九〇五〜一九四五)。辛亥革命から日中戦争終結まで、混乱の時代を太く短く生きた。パリ音楽院でポール・デュカより作曲を学ぶが、帰国後は戦意高揚を目的とする大衆音楽の作曲と歌唱指導に尽力する。しかし、胸の内には「交響曲を作り、中国のベートーヴェンになる!」という強い思いを持ち、密かに創作を進めていた…。 政治のための芸術と個人の芸術との間で葛藤するひとりの作曲家の生涯を、激動の中国近現代史とともに鮮やかに描く! 《目次》 ●序章 中国近現代史への誘い/抗戦名曲「黄河大合唱」 ●第一章 生まれてから留学まで 生涯の概要/生年月日について/誕生からシンガポール時代まで/広州嶺南大学での学習/北京での学習/上海での学習と「普遍的音楽」 ●第二章 パリ留学 留学のいきさつ/冼星海による記述/スコラ・カントルムでの学習/パリ音楽院での学習/プロコフィエフとの関係 ●第三章 救亡音楽運動家・冼星海の誕生 帰国とその後の西洋音楽との関わり/左翼音楽運動とは何か/左翼音楽運動との関わり ●第四章 武漢から延安へ……『大合唱』の創出 延安への道/一九三〇年代末の音楽情勢/武漢までの楽曲/歌劇「軍民進行曲」/「生産大合唱」 ●第五章「黄河大合唱」と入党 「黄河大合唱」の成立/入党について ●第六章 ソ連での彷徨と死 延安からモスクワへ(訪ソの目的)/モスクワにて(続・訪ソの目的)/冼星海の最後の手紙/モンゴルとカザフスタン/モスクワでの死/第一交響曲をめぐって ●終章 芸術性と大衆性の間で/魯迅芸術学院の正規化・専門化から文芸座談会へ 後記/冼星海略年譜/冼星海楽曲年譜 《著者略歴》 平居 高志(ヒライ タカシ) 1962年、大阪府生まれ。1988年、東北大学大学院文学研究科博士課程前期修了(中国学)。1989年より、宮城県県立高校教諭(国語科)。女川、石巻、仙台第一、水産の各校を経て、現在は塩釡高校に勤務。2017年、東北大学・博士(文学)。著書:『「高村光太郎」という生き方』(2007年、三一書房)、『それゆけ、水産高校!』(2012年、成山堂書店)。論文・雑文:中国近現代史、水産海運業後継者育成、東日本大震災関連など多数。ブログ:「Tr, 平居の月曜プリント」(https://takashukumuhak.hatenablog.com/)
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石原裕次郎 昭和太陽伝《叢書・20世紀の芸術と文学》
¥4,180
「西部警察」世代が知らない裕次郎がここにいる!! 石原裕次郎三十三回忌に娯楽映画研究の第一人者がおくる、渾身の本格評伝。 生涯の軌跡と、全出演映画の詳説、さらに「だれもが愛した裕ちゃん」のエピソードの数々をまじえ、昭和とともに生きた大スターの生涯を様々な角度から描き、これ一冊で昭和のエンタメ・文化史としても読める一冊!! 石原プロモーション 監修 石原裕次郎・三十三回忌記念出版 どんなときも自然体で、おだやかで、やさしい。 裕次郎さんの大きさをいつも感じていました。 渡 哲也 出演映画104作、シングルレコード237タイトル……映画と歌とテレビ映画の足跡。 誕生から、日本映画黄金時代にトップスターとして駆け抜けた青春期、「俳優は男子一生の仕事にあらず」と石原プロモーションを立ち上げ、日本映画最大のヒット作『黒部の太陽』を作り上げた青年期、「太陽にほえろ!」でテレビ進出を果たし、テレビ映画「大都会」「西部警察」シリーズを製作して新たなムーブメントを起こした時代、そして病苦と闘い続けた晩年……。本書は、石原裕次郎の生涯を編年体で辿っている。その足跡を振り返ることは、「もはや戦後ではない」と呼ばれた昭和三十年代の映画界の隆盛と凋落、社会現象を巻き起こしたテレビ映画の時代を辿る映像文化史であり、「裕ちゃん」を熱く支持した人々の庶民史でもある。(本書「はじめに」より) 《目次》 まえがき 序章 第一部 太陽は昇る 第一章 もはや戦後ではない――昭和三十一(一九五六)年 『太陽の季節』五月十七日 古川卓巳監督 すべては、ここから始まった! ファインダーの向こうに、阪妻がいる! 『狂った果実』七月十二日 中平康監督 狂熱の季節の到来 テレビ「ひこばえショー 銀座の夜は生きている」(NTV) 『乳母車』十一月十四日 田坂具隆監督 伸びやかさと屈託と 『地底の歌』十二月十二日 野口博志監督 アウトローの孤独 『月蝕』十二月十九日 井上梅次監督 若きボクサーの肉体 『人間魚雷出撃す』十二月二十七日・古川卓巳監督 戦火に散った青春 第二章 日活アクション時代の幕開け――昭和三十二(一九五七)年 『お転婆三人姉妹 踊る太陽』一月三日 井上梅次 総天然色のミュージカル 『ジャズ娘誕生』四月三日 春原正久監督 チエミを照れながらエスコート 『勝利者』五月一日 井上梅次監督 自分を取り戻すための闘い! 『今日のいのち』六月二六日 田坂具隆監督 文芸作での誠実な演技 『幕末太陽傳』七月十四日 川島雄三監督 三枚目を際立たせる二枚目の高杉晋作 『海の野郎ども』八月二十一日 新藤兼人監督 新藤兼人と裕次郎による海洋活劇 『鷲と鷹』九月二十九日 井上梅次監督 裕次郎の海洋活劇 『俺は待ってるぜ』十月二十日 蔵原惟繕監督 日活アクションの方向性を決定づける 『嵐を呼ぶ男』十二月二九日 井上梅次監督 タフガイの代表作 第二部 太陽は輝く 第一章 独走! 映画黄金時代のトップ――昭和三十三(一九五八)年 『心と肉体の旅』一月九日 舛田利雄監督 盟友の監督デビュー作 『夜の牙』一月十五日 井上梅次監督 急遽の連続で完成した異色ミステリー 『錆びたナイフ』三月十一日 舛田利雄監督 過去と向き合い、現在を闘う 『陽のあたる坂道』四月十五日 田坂具隆監督 石坂洋次郎が裕次郎のために書いた原作 『明日は明日の風が吹く』四月二十九日 井上梅次監督 サラリーマンからヤクザへ 『素晴しき男性』七月六日 井上梅次監督 明朗ミュージカルと裕次郎 『風速40米』八月十二日 蔵原惟繕監督 嵐の中に立つ 『赤い波止場』九月二十三日 舛田利雄監督 ハードボイルドに生きる 『嵐の中を突っ走れ』十月二十九日 蔵原惟繕監督 熱血教師の裕次郎 『紅の翼』十二月二十八日 中平康監督 航空アクションへの挑戦! 第二章 タフガイ裕次郎の時代――昭和三十四(一九五九)年 『若い川の流れ』一月十五日 田坂具隆監督 文芸映画の北原三枝と裕次郎 『今日に生きる』三月十日 舛田利雄監督 和製西部劇の醍醐味 裕次郎の失踪 『男が爆発する』四月二十八日 舛田利雄監督 裕次郎の男性的魅力に溢れた活劇 『山と谷と雲』五月三十一日 牛原陽一監督 男泣きする裕次郎…… 『世界を賭ける恋』七月十二日 滝沢英輔監督 日本映画初の欧州ロケを敢行 『男なら夢をみろ』八月九日 牛原陽一監督 不良性感度をたたえた裕次郎のワルぶり 『裕次郎の欧州駈けある記』九月一日 企画・監修 裕次郎によるロケ日記 『清水の暴れん坊』九月二十七日 松尾昭典監督 第三の男・赤木圭一郎との本格共演 『天と地を駈ける男』十一月一日 舛田利雄監督 ダイナミックな航空アクション 『男が命を賭ける時』十二月二十七日 松尾昭典監督 危険を伴う大油田の爆破シーン 第三章 日活ダイヤモンド・ラインによるアクション映画の時代――昭和三十五(一九六〇)年 『鉄火場の風』一月十五日 牛原陽一監督 過去のある男の痛快アクション 『白銀城の対決』三月六日 斎藤武市監督 雪山で展開されるスキーアクション 『あじさいの歌』四月二日 滝沢英輔監督 年に一度の青春文芸路線 『青年の樹』四月二十九日 舛田利雄監督 青年の理想、理想の青年 『天下を取る」七月十三日 牛原陽一監督 痛快! 裕次郎のサラリーマン喜劇 『喧嘩太郎』八月十日 舛田利雄監督 ダイナミックなサラリーマン喜劇 『やくざ先生』九月二十一日 松尾昭典監督 感化院出身の型破り教師の奮闘 『あした晴れるか」十月二六日 中平康監督 異才・中平康のスクリューボール・コメディ 『闘牛に賭ける男』十二月二七日 舛田利雄監督 北原三枝、裕次郎との結婚、引退へ 裕次郎と北原三枝の結婚 第三部 俳優は男子一生の仕事にあらず 第一章 ケガで入院!――昭和三十六(一九六一)年 『街から街へつむじ風』一月十四日 松尾昭典監督 「銀座の恋の物語」誕生! 裕次郎、ケガで入院! 『あいつと私』九月十日 中平康監督 復帰第一作は明朗青春映画! 『堂堂たる人生』十月二十二日 牛原陽一監督 源氏鶏太原作の痛快サラリーマン喜劇 『アラブの嵐』十二月二十四日 中平康監督 エジプトロケを敢行した国際アクション 第二章 夢へ向かって――昭和三十七(一九六二)年 『男と男の生きる街』一月十四日 舛田利雄監督 「大都会」の原点となる社会派アクション! 『銀座の恋の物語』三月四日 蔵原惟繕監督 日活ムード・アクションの萌芽 『青年の椅子』四月八日 西河克己監督 高度成長を支えた熱血サラリーマン映画 『雲に向かって起つ』五月一日 滝沢英輔監督 政治の不正に挑む反逆児の保守化 『憎いあンちくしょう』七月八日 蔵原惟繕監督 エポックとなったロードムービー 『零戦黒雲一家』八月十二日 舛田利雄監督 豪快! 戦争アクション 『若い人』十月六日 西河克己監督 吉永小百合と裕次郎 『金門島にかける橋』十一月三日 松尾昭典監督 台湾との合作による大スケールのスペクタクル 『花と竜』十二月二十六日 舛田利雄監督 任侠映画はここから始まった! 十二月二十七日 石原プロモーション設立会見 第四部 太陽に向かって立つ 第一章 石原プロモーション始動!――昭和三十八(一九六三)年 『何か面白いことないか』三月三日 蔵原惟繕監督 蔵原惟繕の精神的アクション映画 『太陽への脱出』四月二十八日 舛田利雄監督 太陽の男の壮絶な死! 『夜霧のブルース』六月三十日 野村孝監督 孤独の人生に差す暖かな光が消えた時…… 石原プロモーション第一回作品 テレビ「裕次郎アワー 今晩は、裕次郎です」(NTV) なかにし礼との出逢い 『太平洋ひとりぼっち』十月二十七日 市川崑監督 映画への夢の具現化 第二章 最高のシンガー――昭和三十九(一九六四)年 『赤いハンカチ』一月三日 舛田利雄監督 日活アクションの最高峰 テレビ・さくらスターライト劇場「あしたの虹」(KTV)四月五日〜九月二十七日 テレビ・一千万人の劇場「小さき闘い」(CX)五月六日 『夕陽の丘』 四月二十九日 松尾昭典監督 ムード・アクション路線が定着 『鉄火場破り』七月十二日 斎藤武市監督 着流しヤクザの裕次郎が大暴れ! 『素晴らしきヒコーキ野郎』十月十九日 ケン・アナキン監督 裕次郎のハリウッド進出作品 『殺人者を消せ』九月十九日 舛田利雄監督 新機軸のアクション・コメディ! 『「小さき闘い」より 敗れざるもの』十月三十日 松尾昭典監督 少年とアウトローの友情 石原プロモーションと三船プロダクション 『黒い海峡』十二月三十一日 江崎実生監督 暗黒街に生きる 第三章 渡哲也との出会い――昭和四十(一九六五)年 『城取り』三月六日 舛田利雄監督 司馬遼太郎×裕次郎の豪快時代劇! テレビ「結婚について」(TBS) 『青春とはなんだ』七月十四日 舛田利雄監督 熱血教師!青春ドラマの原点! 渡哲也との出会い 『泣かせるぜ』 九月十八日 松尾昭典監督 渡哲也と裕次郎、初共演! 芸能生活十周年記念リサイタル 『赤い谷間の決闘』 十二月二十八日 舛田利雄監督 裕次郎と渡哲也による「男対男」活劇! 第四章 「二人の世界」のビッグヒット――昭和四十一(一九六六)年 『二人の世界』二月二十五日 松尾昭典監督 大ヒット曲からムード・アクションへ 『青春大統領』四月二十七日 江崎実生監督 ジャニーズと裕次郎の娯楽アクション大作 テレビ「バラエティー すてきな仲間」(NET) 『黒部の太陽』への道 『夜霧の慕情』六月一日 松尾昭典監督 アウトローの愛 『夜のバラを消せ』七月九日 舛田利雄監督 007ブームと裕次郎映画 『帰らざる波止場』八月十三日 江崎実生監督 過去を持つ男と女の愛情 『栄光への挑戦』十月八日 舛田利雄監督 青年実業家の栄光と挫折 『逃亡列車』十二月二十四日 江崎実生監督 目指すはハリウッドの戦争アクション 第五部 太陽は黒部に昇る 第一章 『黒部の太陽』へ向かって――昭和四十二(一九六七)年 『夜霧よ今夜も有難う』三月十一日 江崎実生監督 裕次郎とルリ子のムード・アクション到達点 『嵐来たり去る』五月三日 舛田利雄監督 任侠にかける男の意気地 『黒部の太陽』クランクインへの道 『波止場の鷹』八月十二日 西村昭五郎監督 ムードアクションからハードボイルドへ 『黒部の太陽』決死の撮影の日々 『君は恋人』十一月三日 斎藤武市監督 水の江滝子と共演 『黄金の野郎ども』十二月二十三日 江崎実生監督 スカーフェイスのダーティ・ヒーロー 第二章 太陽は黒部に輝く――昭和四十三(一九六八)年 『遊侠三国志 鉄火の花道』一月十三日 松尾昭典監督 裕次郎、小林旭、高橋英樹の 三大スターによる任侠大作! 『黒部の太陽』二月十七日 熊井啓監督 映画史上最大のプロジェクト、遂に完成す! 『昭和のいのち』六月二十二日 舛田利雄監督 殴り込みを拒否した裕次郎 『忘れるものか』十二月二十八日 松尾昭典監督 東宝の星由里子との初共演 第三章 アフリカ・サファリラリーへの挑戦――昭和四十四(一九六九)年 『風林火山』三月一日 稲垣浩監督 スタープロによる戦国絵巻 『栄光への5000キロ』七月十五日 蔵原惟繕監督 ロマンチシズムとリアリズムと 『人斬り』八月九日 五社英雄監督 盟友・勝新太郎との初共演 テレビ『黒部の太陽』(NTV)八月三日〜十月十二日 『富士山頂』への登頂 『嵐の勇者たち』十二月三十一日 舛田利雄監督 日活オールスターによるピカレスクロマン 第六部 栄光と挫折 第一章 斜陽の映画界での闘い――昭和四十五(一九七〇)年 『富士山頂』二月二十八日 村野鐡太郎監督 『待ち伏せ』三月二十一日 稲垣浩監督 五大スター競演による娯楽時代劇 『ある兵士の賭け』六月六日 キース・エリック・バート監督 目指すはハリウッド! エベレスト大滑降 七月十八日 上映中の公開打ち切り 『スパルタ教育 くたばれ親父』八月十二日 舛田利雄監督 現代っ子対太陽族! 『戦争と人間 第一部 運命の序曲』八月十四日 山本薩夫監督 空前の超大作のなかの裕次郎 第二章 ある時代の終焉――昭和四十六(一九七一)年 『男の世界』一月十三日 長谷部安春監督 日活アクションへの挽歌 『蘇える大地』二月二十六日 中村登監督 栄光と夢の挫折 裕次郎の入院と渡哲也の入社 第七部 太陽はふたたび…… 第一章 「太陽にほえろ!」放映開始!――昭和四十七(一九七二)年 『影狩り』六月十日 舛田利雄監督 人気劇画をスペクタクル時代劇化 「太陽にほえろ!」(NTV)七月二十一日〜一九八六年十一月十四日 テレビ界に吹き荒れる刑事ドラマ旋風 『影狩り ほえろ大砲』十月十日 舛田利雄監督 時代劇アクションシリーズ第二作! 第二章 プロデューサー・裕次郎、スター渡哲也――昭和四十八、四十九(一九七三、七四)年 『反逆の報酬』二月十七日 澤田幸弘監督 裕次郎と渡哲也のピカレスク・ロマン 『ゴキブリ刑事』六月九日 小谷承靖監督 渡哲也主演作を裕次郎がプロデュース 『ザ・ゴキブリ』十二月一日 小谷承靖監督 好評! シリーズ第二作 昭和四十九(一九七四)年 第三章 大都会――昭和五十~五十四(一九七五~七九)年 昭和五十(一九七五)年 昭和五十一(一九七六)年 「大都会―闘いの日々―」(NTV) 石原プロモーション初めてのテレビ映画 『凍河』四月二十四日 斎藤耕一監督 中村雅俊をサポートする裕次郎 昭和五十二(一九七七)年 「大都会PARTⅡ」 ハードアクションへの転身 「大都会PARTⅡ」(NTV)四月五日~一九七八年三月二十六日 昭和五十三(一九七八)年 「大都会PARTⅢ」(NTV)十月三日~一九七九年九月十一日 第八部 陽は沈み、太陽はまた昇る 第一章 西部警察――昭和五十四、五十五(一九七九、八〇)年 昭和五十四(一九七九)年 「西部警察」(ANB)十月十四日〜一九八二年四月十八日 昭和五十五(一九八〇)年 第二章 裕次郎、倒れる――昭和五十六(一九八一)年 裕次郎、倒れる! 第三章 西部警察、全国縦断ロケ――昭和五十七~五十九(一九八二~八四)年 昭和五十七(一九八二)年 「西部警察PARTⅡ」(ANB)五月三十日〜一九八三年三月二十日 『わが青春のアルカディア』七月二十八日 声優への挑戦 『西部警察PARTⅡ』全国縦断ロケーション 昭和五十八(一九八三)年 「西部警察PARTⅢ」(ANB)四月三日〜一九八四年十月二十二日 石原プロモーション創立二十周年 第九部 甦る太陽 昭和五十九(一九八四)年 『零戦燃ゆ』八月十一日 舛田利雄監督 盟友のために歌う 「西部警察」最終回 十月二十二日 第十部 昭和の太陽 昭和六十(一九八五)年 映画への夢 昭和六十一(一九八六)年 「太陽にほえろ!」最終回 十一月十四日 生涯最後の芝居 昭和六十二(一九八七)年 太陽は星に…… わが人生に悔いなし 平成の三十一年間 《著者略歴》 佐藤 利明(サトウ トシアキ) 構成作家・ラジオ・パーソナリティー。娯楽映画研究家として、ハナ肇とクレイジーキャッツ、「男はつらいよ」、エノケン・ロッパなどの昭和の喜劇人の魅力を、新聞連載やコラム、CD アルバム、映像ソフトのプロデュースを通して紹介を続けるエンタテイメントの伝道師。石原裕次郎についても、これまで全作品DVD の解説、CD、映像ソフトのプロデュース、「石原プロモーション50年史」の執筆などを手がけてきた。テレビ、ラジオなどで「昭和のエンタテインメント」をテーマに活躍中。音楽プロデューサーとしても活躍。2015 年文化放送特別賞受賞。著書『クレイジー音楽大全 クレイジーキャッツ・サウンド・クロニクル』(シンコーミュージック)、『植木等ショー! クレージーTV大全』(洋泉社)、『寅さんのことば 風の吹くまま 気の向くまま』(東京新聞)、『石原裕次郎 昭和太陽伝』など多数。
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静寂の中に、音楽があふれる ピアニストが語る!《現代の世界的ピアニストたちとの対話 第四巻》
¥3,520
大好評の人気シリーズ第4弾! 世界的ピアニストたちが長時間インタビューに応じ、芸術、文化、政治、社会、家庭、人生について語る! 巻頭ロング・インタビューは日本でも人気の高いピアニスト、アンドラーシュ・シフ(11 月に自身の古楽器アンサンブルと共に来日予定)!! また、生前最後のゾルタン・コチシュのインタビューも収録。日本人ピアニスト、小山実稚恵と横山幸雄も登場!! <本書に登場するピアニスト> アンドラーシュ・シフ/ゾルタン・コチシュ/デジュー・ラーンキ/スティーヴン・ハフ/シプリアン・カツァリス/コンスタンチン・リフシッツ/アレクセイ・リュビモフ/アレクサンドル・メルニコフ/コンスタンチン・シチェルバコフ/ユリアンナ・アヴデーエワ/ボリス・ベレゾフスキー/ヴァレリー・アファナシエフ/小山実稚恵/横山幸雄 《著者・翻訳者略歴》 焦 元溥(チャオ・ユアンプー) 1978年、台北生まれ。国立台湾大学卒。 大英図書館特別研究員としてキングス・カレッジで音楽専攻。音楽研究家。著書に『作曲家の意図は、すべて楽譜に! 』『音符ではなく、音楽を! 』(いずれもアルファベータブックス)