ホロヴィッツ 20世紀最大のピアニストの生涯と全録音
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世界有数のホロヴィッツ・レコード・コレクター、石井義興がコレクションしたデータと、中川右介執筆の評伝を融合。20世紀最大のピアニスト・ホロヴィッツの生涯の物語と、彼の演奏の録音記録全てがこの一冊に! 市販されているホロヴィッツの録音について、セッション、ライヴを問わず全てを文中で示し、それらの録音を聴くためのガイドとして、ジャケットを引用、収録曲を記載する。ファン、待望の書!
【巻末に資料としてホロヴィッツの録音の全てをまとめたレパートリーリストを付ける】
「はじめに」→こちらからお読みいただけます。
《目次》
はじめに
第一章 キエフの天才少年
スクリャービンが認めた少年
ホロヴィッツと教師たち
プロのピアニストへ
第二章 西へ
興行師メロヴィチとの出会い
国境を超えて
ベルリンでの勝利
パリのルービンシュタイン
フルトヴェングラーとの共演
■コラム 録音の歴史1 ピアノロール
第三章 ラフマニノフ
ラフマニノフとの出会い
ニューヨーク・デビュー
ピアノ協奏曲第三番
第四章 レコード時代到来
■コラム 録音の歴史2 レコードの始まり
初録音
フルトヴェングラーとの最後の共演
HMVへの録音
第五章 ルービンシュタイン
ルービンシュタインの驚愕
二大ピアニストの出会い
奇妙な友情の始まり
至福の時
大量録音
第六章 トスカニーニ
トスカニーニとの初共演
結 婚
親友との決別
父との再会、そして
危 機
最初の引退
アメリカへ復帰した音楽家たち
復 帰
開戦前夜
第七章 アメリカのピアニスト
協奏曲の録音、相次ぐ
ルービンシュタインとの競争、激化
アメリカ人になったピアニストたち
ラフマニノフとの別れ
少ない弟子
第八章 演奏会とレコードの両立時代
終 戦
■コラム 録音の歴史3 ライヴ録音
アメリカ・デビュー二十周年
ドイツ人演奏家の訪米阻止
EP盤
■コラム 録音の歴史4 EP
戦後初のヨーロッパ
翳りの二十五周年
第九章 レコードのピアニスト
■コラム 録音の歴史5 LP① RCA
トスカニーニ引退
グレン・グールド登場
ピアニストたちの一九五五年
幻のピアニスト
寒い国から来たピアニスト
旧友との再会
二つの悲劇
RCAとの決別
第十章 新天地
新天地
■コラム 録音の歴史6 LP② コロムビア(CBS)
グラミー賞
交差するピアニスト
押しかけてきたピアニスト
グールドの決断
第十一章 歴史的復帰
復帰発表
歴史的復帰
グールドの反応
ライヴ録音時代始まる
テレビに登場
幻となったカラヤンとの共演
セッション録音、再び
第十二章 日曜日のピアニスト
演奏活動再開
娘の死
ルービンシュタインの長い旅
アメリカ・デビュー五十年
映像でのラフマニノフ
第十三章 再訪
メトロポリタン歌劇場
ヨーロッパへの帰還と初来日
■コラム 録音の歴史7 CDとドイツ・グラモフォン
CD時代到来
ロシア、ドイツとの和解
ラスト・レコーディング
参考文献
あとがき
ホロヴィッツ・コレクションとレパートリー・リスティングができるまで 石井 義興
資料 ディスコグラフィ
《著者略歴》
中川右介(ナカガワ・ユウスケ)
作家、編集者。1960年東京都生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。出版社勤務の後、アルファベータを設立し、代表取締役編集長として雑誌『クラシックジャーナル』、音楽家・文学者の評伝や写真集の編集・出版を手掛ける(2014年まで)。その一方で、作家としても活躍。クラシック音楽への造詣の深さはもとより、歌舞伎、映画、歌謡曲、漫画などにも精通。膨大な資料から埋もれていた史実を掘り起こし、歴史に新しい光を当てる執筆スタイルで人気を博している。
石井義興(イシイ・ヨシオキ)
1938年新潟県生まれ。青山学院中高、横浜市大数学科をへて1965年3月大阪大学大学院。数学専攻、理学修士。ソフトウエア技術者。1995年日本で初めてこの分野の著書「データウエアハウス」を出版。2001年にはジャパンアーツの協力でサンクトペテルブルグ・フィル(指揮:ユーリー・テミルカーノフ、ピアノ:ラン・ラン、ヴァイオリン:庄司紗矢香)を招き、東京、横浜でコンサートを開く。
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