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シェーマス・ヒーニー アイルランドの国民的詩人

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アイルランドの歴史と試練を珠玉の抒情詩に凝縮して、世界の共感を呼んだノーベル賞詩人ヒーニーの魅力の本質を明らかにした渾身の批評集。
ヒーニーの才能をいち早く見抜いてハーヴァード大学に招聘した英米詩批評の第一人者ヴェンドラーが、身近な同僚・友人としての深い理解と緻密な文体論分析で、その魅力の本質を明らかにする。
最新のヒーニー論・悼詞、年譜等も収録した没後3周年記念追悼版。

《目次》
編訳者前書き


謝辞
年譜(1939-1997)
序文
第一章 名もなき人々 ― 『ナチュラリストの死』、『闇への扉』、『冬を凌ぐ』
第二章 考古学 ― 『北』
第三章 文化人類学 ― 『フィールドワーク』
第四章 他者性と分身 ― 『ナチュラリストの死』から『ステーション島』へ
第五章 寓話 ― 『山査子の実提灯』
第六章 軽み ― 『ものを見る』
第七章 その後 ― 『水準器』


年譜(続)(1997-2015)
ヒーニーの晩年の三詩集 ― 日本語版への序に代えて ―
シャーマス・ヒーニーの「蘇ったスウィーニー」 ― そのプロットと詩 ―
わが追憶のシェーマス・ヒーニー(「枝を張る魂」)
ヴェンドラーのヒーニー論 ― 書誌に代えて ―

《著者・翻訳者略歴》
ヘレン・ヴェンドラー(Helen Vendler)
1933年ボストン生まれ。ハーヴァード大学で博士号取得(英米文学)、スミス・カレッジ、ボストン大学等で教え、1985年ハーヴァード大学教授、1990年女性初の同大学特任 A.キングスリー・ポーター寄付講座教授、現在に至る。1980年MLA会長。 W. B. イェイツ、ウォレス・スティーヴンス、ジョージ・ハーバート、ジョン・キーツに関する初期の著作に続き、詩論を中心に、『ニューヨーカー』をはじめ英米一流批評紙誌に健筆を揮った成果をPart of Nature, Part of Us (1980), Music of What Happens: Poems, Poets, Critics (1988), The Given and the Made: Strategies of Poetic Redefinition (1995)等に集成、懸案の大著The Art of Shakespeare's Sonnets (1997)に 続いたのが、今回邦訳したSeamus Heaney (1998)。 その後Invisible Listeners: Lyric Intimacy in Herbert, Whitman, and Ashbery (2005), Emily Dickinson: Selected Poems and Commentaries (2010), The Ocean, the Bird and the Scholars: Essays on Poets and Poetry (2016).

村形 明子(ムラカタ アキコ)
1941年札幌生まれ。1964年東京大学教養学部教養学科卒、スミス・カレンジを経て、1971年ジョージ・ワシントン大学Ph. D (アメリカ研究)。京都国立博物館を経て、1978年京都大学助教授、教授(比較文学・比較文化) 、2004年~名誉教授(人間環境学研究科)。 1980年日本フェノロサ学会創立幹事/編集委員、会長(2003-09) 、現在名誉会員・顧問。主著:『ハーヴァード大学ホートン・ライブラリー蔵フェノロサ資料』Ⅰ―Ⅲ (1982-87),『フェノロサ文書集成―翻刻、翻訳、研究』上下巻(2000-01) ,『フェノロサ夫人の日本日記―京都へのハネムーン(1896)』(2008)等。

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