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石が語る西海の歴史 倭寇とキリシタン世界を読み直す
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中世の西海地域(長崎市の近郊にある西にしその彼杵ぎ 半島とその周辺)は、
ブランド品の石鍋を中心に活気溢れる最先端の地であった…!?
キリシタン・南蛮貿易など歴史的な話題に満ちた魅力的な地域の過去を掘り起こし、
学問の大切さと、地域社会の活性化の道を探る。──多数の写真(カラー付)と図版で編む!
《目次》
Ⅰ モノから見た中近世の西海地域
中世石造物から見た西肥前──西海地域の歴史像 大石 一久
滑石製石鍋の生産・流通──中世西海地域の特産品 松尾 秀昭
針尾城跡の遺構と遺物──海の領主の本拠 川内野 篤
徳島の結晶片岩製板碑について──西海地域石造物との比較 西本 沙織
絵図から見た西海地域──内海と外海の航路比較 原口 聡
地域構造から見た中近世移行期の西海地域──目良 裕昭
Ⅱ 西海地域の諸相
中世東アジアの中の西海地域──倭寇的世界とキリシタン・南蛮貿易 市村高男
大村氏と西海地域 ──久田松 和則
大村藩主の外海巡視──江越 弘人
面高港懐古──太田 隆
《編者略歴》
市村 高男 (大阪産業大学特任教授)
大石 一久 編 (元長崎歴史文化博物館研究グループリーダー)
原口 聡 (西海市役所)
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