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私の音と言葉 音楽を生きるということ

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筆者が学生時代からライフワークとするフルトヴェングラーのみならず、ワルター、クナッパーツブッシュ、シェンカー、ブルックナーなどを独自の視点から語る。また対談、音楽時評、演奏会評論、そして著者の名を世間に広く知らしめることになった佐村河内事件に関する論考なども収録。テーマは多岐にわたるものの、筆者自身の実践と経験から生まれ、かつ強い問題意識と信念に貫かれた音楽論集。

《目次》
はじめに

1 尊敬するマエストロたち

 ワルターへの思い、音楽への思い
 ブルックナー 偶像的でない人間的な音楽を期待する
 ハンス・クナッパーツブッシュ 悠久の中に溶け込んでいく音楽
 オットー・クレンペラー 良き音楽の弁護士
 フルトヴェングラーを超えて「フルヴェン聴きのフルヴェン識らず」になるなかれ
 熱誠の指揮者フェレンツ・フリッチャイ

2 私の演奏論

 改訂版は面白い
 管弦楽に編曲されたブルックナーの「アダージョ」
 ハインリヒ・シェンカーとフルトヴェングラー
 現代日本の「レクイエム」
 日本語の歌うベートーヴェンの「第九」
 ブルックナー・ミーツ・エレクトーン
 指揮者とは?そして指揮とは?

3 対談

 音楽で一番大切なことは(×甲斐 正雄)
 我々の内面がしかるべく熟してはじめて、感動がある(×宇野 功芳)

4 音楽時評と演奏評論

 ウォークマン文化論
 死にいたる病
 心から心へ
 心の闇からの叫び
 音楽界もダイエットを!
 今音楽に求められる真実とは
 『のだめカンタービレ』はノー、ダメ!
 オーケストラ・アジア 日本公演
 久元ゆう子 レクチャー・リサイタル思索する演奏家の姿が浮き彫りに
 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団 日本公演
 第八七回「宇宿充人の世界」理想と現実の狭間で
 ないとうひろお うたごえ広場
 たかがピアニカ、されどピアニカ~ピアニカでクラシックができるのか?に応えて~

5 佐村河内事件

 「全聾の天才作曲家」佐村河内は本物か
 佐村河内問題とは何だったのか
 本物を見極める力を

わが師、別宮貞雄とのこと あとがきにかえて

《著者略歴》
野口 剛夫(ノグチ タケオ)
1964 年、東京生まれ。中央大学大学院(哲学)、桐朋学園大学研究科(音楽学)を修了。
現在東京フルトヴェングラー研究会代表。著書に『フルトヴェングラーの遺言』(春秋社)、訳書にシェンカー『ベートーヴェン第5交響曲の分析』(音楽之友社)、フィッシャー=ディースカウ『フルトヴェングラーと私』(河出書房新社)、『伝説の指揮者フェレンツ・フリッチャイ』(アルファベータブックス)他がある。
2014 年『新潮45』掲載の論説、「“全聾の天才作曲家"佐村河内守は本物か」により第20 回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞」を受賞。

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