トスカニーニ 大指揮者の生涯とその時代《叢書・20世紀の芸術と文学》
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音楽と音楽界を革新した先駆者として描く評伝‼
交響楽団と歌劇場の現在のシステムも、ラジオとテレビのコンサート中継も
すべてこの大指揮者から始まった。
大指揮者トスカニーニを「その時代」のなかで描く本格評伝。
マーラー、フルトヴェングラー、ストコフスキー、ワルター、ヴェルディ、カタラーニ、ボーイト、プッチー二……大音楽家たちとライバルであり、友人だったトスカニーニの音楽家人生とは?
イタリア独立戦争からムッソリーニやヒトラーの登場、そして戦争……この時代を彼はどうやって生きたのか?
ラジオ、テレビ、レコードなどの新メディア・新技術と、どう関わり、どのような影響を与えたのか?
日本ではあまり知られていない、イタリアの地方歌劇場や、南米の歌劇場の当時の実情とは?
これらを背景にして生まれた、トスカニーニの音楽を考察。
《目次》
はじめに
第一章 誕生からデビュー前夜まで
パルマ、1867~1886年
第二章 新進気鋭のマエストロ
イタリア巡業 1886~1895年
第三章 初めましての「音楽監督」
トリノ、1895-1898
第四章 スカラ座の音楽監督
ミラノ、1898-1903
第五章 再びフリー、再びスカラ座
南米、イタリア、1903-1908
第六章 マーラーとの時代
ニューヨーク、1908-1911
第七章 メトロポリタン歌劇場離任と長い間奏曲
ニューヨーク、ミラノ、1911-1920
第八章 三度目のスカラ座
ミラノ、1921-1926
第九章 ニューヨーク・フィルとの時代
ニューヨーク、1926-1929
第十章 ニューヨーク・フィルとの時代
ニューヨーク、1929-1936
第十一章 第二次大戦前の暗雲
ミラノ、バイロイト、ザルツブルク、1926-1938
第十二章 NBC交響楽団との時代(一)
ニューヨーク、1937-1945
第十三章 NBC交響楽団との時代(二)
ミラノ、ニューヨーク、1946-1950
第十四章 NBC交響楽団との時代(三)
ニューヨーク、1950-1957
終章 トスカニーニ私論
あとがき
資料編
《著者略歴》
山田 治生(ヤマダ ハルオ)
音楽評論家。1964年、京都市生まれ。1987年、慶応義塾大学経済学部卒業。「音楽の友」、「CDジャーナル」などの雑誌で、演奏会評、CD評、インタビュー記事などを執筆。
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