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食堂車は復活できるのか?

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かつて昭和の時代であれば、鉄道旅行の「食」と言えば食堂車であった!! しかし今や、わが国ではほとんどの食堂車は廃止され、食堂車はクルーズトレインを除けば、「サフィール踊り子」、「TOHOKU EMOTION」、西武鉄道の「52席の至福」程度しか存在しない……
本書では食堂車の変遷とその推移を述べるとともに、食堂車を活性化させる試みや復活させるべき列車や領域、そして今後の食堂車のあるべきサービスについても提言する!!

《目次》
1.国鉄末期の食堂車事情
⑴食堂車の衰退/⑵新幹線の食堂車/⑶在来線の食堂車
2.食堂車を活性化させる試み
⑴100 系新幹線の導入/⑵東京~九州間の寝台夜行列車/⑶JR 九州の試み
3.寝台特急「北斗星」「トワイライトエクスプレス」「カシオペア」
⑴サシ481 改造のスシ24 /⑵完全な新造車であるマシE26
4.「サフィール踊り子」
⑴「サフィール踊り子」の運転開始/⑵食堂車を利用した感想
5.民鉄のビュッフェ車
⑴近鉄「しまかぜ」/⑵近鉄「青のシンフォニー」(コラム)西武鉄道「52席の至福」/⑶東武鉄道「スペーシア」
6.今後の食堂車のあり方
⑴今後、食堂車が復活しやすい領域/⑵航空会社のノウハウを活用する/⑶クルーズトレインからのフィードバック/⑷海外の参考になる事例

《著者略歴》
堀内重人(ホリウチ シゲト)
1967年生まれ。立命館大学大学院経営学研究科博士前期課程修了。運輸評論家として執筆や講演活動、テレビ出演などを行う傍ら、NPOなどで交通問題を中心とした活動を行なう。日本交通学会、公益事業学会、日本海運経済学会、交通権学会会員。主な著書に『高速バス』(グランプリ出版)、『鉄道・路線廃止と代替バス』(東京堂出版)、『地域で守ろう!鉄道・バス』(学芸出版社)、『新幹線VS 航空機』(東京堂出版)、『チャレンジする地方鉄道』(交通新聞社)、『元気なローカル線のつくりかた』(学芸出版社)、『寝台列車再生論』(戎光祥出版)、『ビジネスのヒントは駅弁に詰まっている』(双葉社)、『観光列車が旅を変えた~地域を拓く鉄道チャレンジの軌跡~』(交通新聞社)、『「しまかぜ」「青の交響曲」誕生の物語』『「Laview」「52 席の至福」と西武鉄道の行楽客輸送』(以上、アルファベータブックス)などがある。

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